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まだいたミゾゴイ

あまりの暑さに夏バテ気味…
未だ夏休みもなく、家に帰ってくるとエアコンの前で静かにしてるので、久々の更新となりました。

先週末は盆行事があったので、早朝1時間だけ散歩に行ってきました。
これだけ暑いと鳥もいない(笑)
春にはたくさん囀っていたキビタキ・クロツグミの声は全くせず、鳴いていたのはウグイスのみ。
ちょっと歩くと地面に大きい鳥の姿。
アカショウビン騒ぎですっかり忘れていたけど、まだミゾゴイがいました。
このミゾゴイ、世界中で1,000羽~2,000羽しかいないという絶滅危惧種。
もっと真面目に撮れば良かったかな。来年はいい画を狙ってみましょう。
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2枚目は擬態してます。
珍鳥だけにこれだけ撮れればOKか。

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こちらは以前アップした画。


日曜日はcleoの実家に。近場の草原で。
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こちらはデジ眼です。


さて、子供の夏休みの宿題といえば「読書感想文」。僕は正直苦手でした。
長男「海」が書いた読書感想文を読んでみると!!!
目からうろこ、小学3年生の長男に鳥について教えられました。
いつかはミゾゴイも、いや他の鳥達もこんな運命になるのかと思うと寂しくなります…
恥ずかしながら、長男の読書感想文を原文のまま載せてみます。ひらがなだらけで少し読みづらいかもしれません。


「トキのキンちゃん」を読んで
3年1組 かい

 トキはむかしいっぱいいたのに、きゅうにいなくなってしまいました。
その理由は、美しい羽根をとるために次々ととらえられ、また田んぼにのうやくがまかれ、
そのどくでどんどん死んでしまいました。
ぼくは、トキをかわいそうだと思いました。

 「このままではトキはぜつめつしてしまう。トキを守ろう!」
と新がた県のさどが島にトキほごセンターができました。

 ある日、子どものトキが田んぼにあらわれました。ほごセンターではトキをつかまえようとするのですが、
トキは人をけいかいしてすぐににげてしまいます。
トキが死んじゃだめなので、ある男の人がしばらく見ていることになりました。

 その男の人は宇治金太郎さんという人でした。
金太郎さんは田んぼにいる子どものトキに、自分の顔を覚えてもらうために工夫しました。
いつも同じ時間に同じ服そうで田んぼにでかけました。
そんな金太郎さんをすごいと思いました。

 そしてとうとう金太郎さんの手からどじょうを食べるようになったのです。
まるでお父さんがよぶと飛んでくる子どものようです。
ぼくはそんな金太郎さんになりきってどじょうをあげてみたいです。
ひとりぼっちのトキ、子どものいない金太郎さん二人は親子のようです。

 トキはどじょうを食べ終わると金太郎さんにあまえてつついたりして遊びます。
ぼくはそんなトキをかわいいと思いました。おなかがいっぱいになるとトキは金太郎さんのひざの上でおひるねをしました。
「なんてかわいいんだろう!」

 せっかく金太郎さんとトキはなかよくなったのに、金太郎さんはほごセンターからのめいれいでトキをつかまえました。

 ほごすることで命はたすかるけど、ぼくはトキは自由に空を飛べなくなってしまうのでかわいそうだと思いました。
きっと金太郎さんもつかまえたくなかったし、つらかったと思いました。

 トキは金太郎さんから名前をもらい、キンちゃんとなづけられました。
キンちゃん日本でたった一羽のトキになってしまいました。空を飛べずに36年もおりの中でくらしました。
そんなトキをぼくはかわいそうだと思いました。

 36年も生きたキンちゃんは、人間で言うと百才以上にもなります。
そんなにも長生きしたのは良かったと思います。

 キンちゃんのようなかわいそうな生き物が増えないように、日本の田んぼや川がきれいなままでいたらいいなと思います。
そしてトキがたくさん増えて、自然の中で飛べるようになったらいいなと思います。

おわり



有名な話だそうですか、恥ずかしながら僕は初めて知りました。
凄い男がいたものだと思いますが、同時に物凄くつらいことも体験した悲劇の人だとも言うことが出来るでしょう。

今後、我が国で同じ悲劇が起こらないことを祈って…
 
by lovebird-kai | 2010-08-18 20:31 | ミゾゴイ
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